赤十字すまいるぱーく

2014/08/05

赤十字すまいるぱーく

『赤十字すまいるぱーく』とは?


開催概要
 赤十字すまいるぱーく(以下、すまいるぱーく)は、福島第一原発事故に伴う放射線の影響で外遊びが制限されている子どもたちのために設置した屋内型プレイグランドで、2012年(平成24年)2月から2013年(平成25年)12月までの間、福島市、相馬市、いわき市、白河市、郡山市、須賀川市の6都市で計13回開催され、延べ86,584人の方々が来場されました。
 本事業は、日本赤十字社の東日本大震災復興支援事業のひとつとして行われました。東日本大震災復興支援事業の詳細は、海外からの思いを結集して-東日本大震災復興支援レポートをご覧ください。

すまいるぱーくを始めた背景・経緯
 すまいるぱーくの活動は、東日本大震災による福島第一原発事故の影響で、屋外の活動がままならない福島県内の子どもたちを対象に、思い切り体を動かすことができる場を提供し、ストレスの解消および運動能力を維持してもらうことを目的として始められました。
 福島においては、国や自治体によって除染が進められていますが、除染の計画は長期的なものであることや、不安を抱える保護者の意向などから、子どもの屋外活動は制限されています。その結果、子どもの体力低下が問題視され、小中学校では一定の対応がなされるようになりましたが、未就学児に対する対応は必ずしも十分ではありませんでした。そこで、未就学児に体を動かす機会を持ってもらうため、日本赤十字社福島県支部の主催ですまいるぱーくは実施されました。

プログラム内容
 プレイグランドでは子どもたちが思い切り遊ぶことができるよう、巨大エア遊具、ボールプール、エアトラックやサイバーホイールなど安全に配慮した遊具を設置し、ステージイベントでは子どもたちに人気のアンパンマンショー、体操教室や読み聞かせなどのプログラムを行い、その他にもゲストを迎えてのトークショーなどを実施しました。(※会場運営は外部企業へ委託しています。)

開催要項

【主催】 日本赤十字社福島県支部
【共催】 開催市及び市教育委員会
【後援】 <2012年度>
福島民報社、福島民友新聞社、FTV福島テレビ、福島中央テレビ、テレビユー福島、KFB福島、NHK福島放送局、ラジオ福島、ふくしまFM、FMポコ、FMいわき、及び開催市の幼稚園関係団体

<2013年度>
福島民報社、福島民友新聞社、NHK福島放送局、福島テレビ、福島中央テレビ、福島放送、テレビユー福島、ラジオ福島、ふくしまFM、マメタイムス社、阿武隈時報社、いわき民報社、福島コミュニティ放送FMポコ、株式会社郡山コミュニティ放送ココラジ、いわき市民コミュニティ放送、福島県国公立幼稚園長会、公益社団法人福島県私立幼稚園連合会、福島県保育協議会

【協賛・協力】 <2012年度>
キヤノンマーケティングジャパン株式会社、サッポロ飲料株式会社、東北協同乳業株式会社、森永製菓株式会社

<2013年度>
株式会社エバニュー、株式会社サクラクレパス、株式会社フォトクリエイト、株式会社フレーベル館、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、コクヨファニチャー株式会社、東北協同乳業株式会社、ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社、ホットマン株式会社、ヤクルト

【運営】 <2012年2月~12月> インプレッション株式会社
<2013年7月~12月> 凸版印刷株式会社

活動後を振り返って


 2012年2月から2013年12月まで県内6市で13回開催した『赤十字すまいるぱーく』に、全会場で多くの来場者がありました。
 震災後、原発事故の影響により子どもたちへの放射線の影響を心配する保護者の声を耳にしましたが、県内の市町村では屋内の遊び場設置がなかなか進んでいない現状もあり、日本赤十字社で事業を実施することとなりました。『赤十字すまいるぱーく』は、「子どもたちが思いきり体を動かせる遊び場が欲しい」という県民の要望に応えるため、行政側が遊び場を整備するまでの措置として日本赤十字社がいち早く実施した事業であり、数多くの保護者の方から本当に喜ばれた事業だったと思います。
 事業を進めるにあたって、一番苦労したところが、会場及び駐車場の確保の問題でした。震災の影響で使用できる体育館が少なくなり、使用可能な体育館には団体からの申し込みが殺到しました。そのため、約2週間会場を貸し切るということにとても苦労し、開催市の自治体の協力を得ながら何とか会場を確保しました。また、主な交通手段が自家用車という地域の事情もあり、駐車場の確保にも苦労しました。
 しかし、会場の遊具で大きな声をあげて遊ぶ子どもたちを見ながら、保護者の方や幼稚園、保育園の先生方と話をすると、「子どもたちが元気に遊ぶ姿を見ていると、大人もいろいろと抱えていた不安が消えるような気がする」という意見を多く聞きました。会場では「帰りたくない」と言って泣く子どもや、帰り際に私たちスタッフにいつまでも手を振ってくれる子どもたちの姿に私たちの方がかえって元気付けられました。
 各会場では『赤十字すまいるぱーく』を参考に屋内型プレイグランドを検討する自治体や企業、NPOなどが会場視察に訪れることもあり、大きな役割を担いながらの運営だったのではないかと思われます。本事業は2013年度で終了となりましたが、以前のようにたくさんの子どもたちが外で元気に遊んでいる姿が見られることを切に願っています。

赤十字すまいるぱーく

各会場での開催実績


これまで実施したすまいるぱーくの内容を、開催場所ごとにご覧いただけます。
下表の開催場所をクリックすると、実施報告書(PDFファイル)が開きます。

開催日時 開催場所 来場者数
2012年2月8日~2月17日 福島県青少年会館体育館(福島市) 5,340人
2012年7月3日~7月13日 福島市南体育館 6,487人
2012年7月22日~8月3日 相馬市総合福祉センターはまなす館 5,297人
2012年9月30日~10月10日 いわき市南の森スポーツパーク南部アリーナ 7,607人
2012年10月16日~10月25日 白河市国体記念体育館 4,775人
2012年11月14日~11月26日 スポーツアリーナそうま(相馬市) 5,618人
2012年12月18日~12月27日 パルセいいざか(福島市)
5,766人
2013年7月2日~7月12日 福島市南体育館
7,508人
2013年9月2日~9月12日 いわせ地域トレーニングセンター(須賀川市) 5,052人
2013年10月16日~10月25日 白河市国体記念体育館 6,682人
2013年11月6日~11月13日 スポーツアリーナそうま(相馬市) 5,371人
2013年11月21日~12月3日 郡山市総合体育館 12,346人
2013年12月8日~12月19日 いわき新舞子ハイツ体育館(いわき市) 8,735人