地区・分区および赤十字奉仕団による復興支援活動

被災者が心身ともに健康で明るい生活を少しでも取り戻せるよう、地区分区職員や赤十字奉仕団員が仮設住宅などを訪問し、自分たちでできる住民参加型の活動を行い、被災者やコミュニティの活性化を支援しています。
本事業は、2011年度から開始され、現在も継続されています。地区・分区および奉仕団単位で、パッチワーク教室・手芸教室・健康教室・料理教室・炊き出しなどのイベントの実施や、花いっぱい運動など自分たちでできる活動を展開しています。

活動事例


多くの活動が今も継続されています。奉仕団による活動の事例をいくつか紹介します。

国見町赤十字奉仕団の活動紹介 [PDF]
国見町赤十字奉仕団は、福島県内において最も活発に活動している奉仕団の一つです。活動の内容は多岐にわたっており、つるし雛作り、ちまき作り、柏餅作り、人形作りなどを行っています。

福島市北信赤十字奉仕団の活動紹介 [PDF]
福島市北信赤十字奉仕団では、浪江町からの避難者が入居している福島市内の宮代第一、第二仮設住宅や南矢野目仮設住宅を中心に、お茶会、手芸、ヨガ教室、レクリエーションなど活動を行っています。

喜多方市赤十字奉仕団の活動紹介 [PDF]
喜多方市赤十字奉仕団は、会津若松市内の仮設住宅を訪れお楽しみ会を開催したり、会津若松市の仮設住宅と喜多方市内の借上げ住宅の方を招いて芋煮会を開催するなど継続的に支援を行っています。

花いっぱい運動の紹介 [PDF]
花いっぱい運動は、仮設住宅や被災した地域(駅前や商店街)、そして学校などに、季節の花苗を植えたプランターを設置したり、花壇に様々な花を植える運動で、多くの赤十字奉仕団が復興支援活動として実施しています。

奉仕団への聞き取り調査から



日本赤十字社福島県支部では、被災者の支援を行ってきた赤十字奉仕団の中から、いくつかの奉仕団の皆さんにお話を伺いました。奉仕団の皆さん被災者に寄せる想いや活動を通して感じたことなどをお話いただきましたので、以下に紹介します。(五十音順)

会津若松市赤十字防災ボランティア [PDF]
いわき市小名浜方部赤十字奉仕団 [PDF]
川内村赤十字奉仕団 [PDF]
喜多方市赤十字奉仕団 [PDF]
国見町赤十字奉仕団 [PDF]
須賀川市赤十字奉仕団 [PDF]
日赤福島ボランティア会 [PDF]
二本松市岩代赤十字奉仕団 [PDF]
福島市北信赤十字奉仕団 [PDF]
南相馬市原町赤十字奉仕団 [PDF]
三春町赤十字奉仕団 [PDF]
本宮市本宮赤十字奉仕団 [PDF]

活動実績


活動内容のまとめ
これまでの奉仕団の活動状況を、時間を追った推移、奉仕団ごとや避難住民ごとにまとめました。
奉仕団活動状況の推移 [PDF]

活動記録
各年度の活動実績はこちらをご覧ください。
(※年度毎の活動実績は奉仕団が行う被災者支援活動資金申請を元に作成しておりますので、奉仕団が行った全ての被災者支援活動を把握しているものではありません。)

2011年度炊き出し活動実績 [PDF]
2012年赤十字奉仕団による復興支援活動実績 [PDF]
2012年地区分区支援活動実績 [PDF]
2013年赤十字奉仕団による復興支援活動実績 [PDF]
2014年度地区・分区および奉仕団活動実績 [PDF]
2015年度地区・分区および奉仕団活動実績 [PDF]

日赤福島県支部担当職員のコメント


震災によって避難を余儀なくされている皆さんは、家族や住まい、職場等を失い、避難先である仮設住宅では慣れない環境に戸惑い、町村によっては震災より4年4ヶ月経過しても帰還の見通しが立たないなど、不安と精神的ストレスを抱える方がさらに多くなっています。また、若年層を中心に子どもの教育や仕事により、親とは別々に避難している世帯も多く、震災前に同居していた家族がバラバラになり、高齢者世帯も増加しています。こうしたことから生活に不安を抱き、外出する機会も減少し、地域との関わりや、仮設住宅では自身の回りの事さえ、おっくうになっている方が多くなっています。

今なおこのような生活が懸念されることから、海外からの救援金を財源とし、地域の奉仕団が主体となり、県内各地域の仮設住宅集会所において復興支援活動を継続実施しています。

地域の奉仕団員は高齢化が進み、支援人員の確保が大変な状況にも関わらず、興味を集めるイベント内容を創意工夫しながら活動していただいていることに対し心より感謝申し上げます。

奉仕団が仮設住宅で実施した活動によって互いのことをよく知るきっかけになったという声もあり、お互いが助け合うという、コミュニティの形成にもつながっています。また、環境の変化などにより地域社会との関わりも少なくなりがちなため、高齢者が気軽に参加できる支援活動を実施することで、孤立化に対しても奉仕団員のサポートによって解消されており、避難住民からは支援活動を楽しみに期待されています。まだまだ帰還できる状況ではない避難者の方も多く、心のケアやコミュニケーションの機会を創っていくことが今後も必要と思われます。

奉仕団員の活動中は終始元気な笑顔、イキイキとした表情も見られ、活動の成果は大きいものがあります。しかし、仮設住宅への入居者の減少に伴い、奉仕団活動も減少しつつありますが、残されている方々は高齢者がほとんどであり、帰還できる状況を確認し、復興の足がかりとするためにも中長期を見据えた支援活動の展開が必要と考えます。

奉仕団による復興支援活動は、県内各地域の広範囲に及び積極的に活動しているものの、地域によっては奉仕団活動に差が生じていることも事実です。

2014年度の奉仕団活動は134回、協力いただいた奉仕団員は1,243人で、参加人数(受益者)は4,248人。支援活動費決算は4,159,654円(受益者に対し1人当たり979円)と決して多いとはいえない活動ではありますが、避難者からは必要とされている投資効果の高い事業です。