赤十字すまいるキャンプ

福島第一原発事故による放射線の影響に対する不安から精神的ストレスを抱えている児童・生徒を対象に、自然の中での活動や県内の異学年や他校の仲間との共同宿泊の体験を通して、心身のリフレッシュを図るとともに、「将来の視野を広げるプログラム」や「仲間との協調・助け合いを感じ、実行する機会」を提供しました。将来の福島県を担う子どもたちの基盤を作ることを目的として実施しました。
(2012年度、2013年度は、岩手・宮城・福島の被災3県を対象とした「サマーキャンプ in 北海道 」を北海道留寿都村で実施しました。)

実施内容


【日  時】: 2014年8月5日(火)~  8月7日(木)2泊3日

【場  所】: グランデコリゾート(福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山)

【活動内容】:

・1日目 開会式、救急法講習会、パークゴルフ

・2日目 トレッキング、バーベキュー、カヌー、キャンドル作り、キャンドルナイト

・3日目 記念品作成、フィリピンの子どもたちへのバッグ作り、閉会式

対象者】: 双葉郡や田村市の小学5年生から中学2年生までの児童・生徒

【参加人数】: 小学生19人 中学生10人 合計 29人

報告書


赤十字すまいるキャンプの実績報告書を作成しました。開催概要・参加者・スケジュール・プログラムの内容がご覧いただけます。

2014年度 「赤十字すまいるキャンプ」報告書 [PDF]

日赤福島県支部担当職員のコメント


初めての事業であったため、学校への説明・協力依頼等準備を前年度より始めました。プログラムとそれに伴う準備物もなるべくスタッフが手作りしました。時間的な制約がある中で大変な作業でしたが、参加してくれる子どもたちに喜んで欲しい、という一念で頑張ることが出来たような気がします。実際にキャンプの当日を迎えるまでには、現地の下見、度々の打合せ、進行・準備リストを何度も確認しました。現地で参加者を出迎えるまで、主催者である私達も期待と不安が入り混じっていました。

子どもたちも最初は緊張した面持ちの子がほとんどでした。普段の学校生活とは異なり、また家族と離れての宿泊のためか、はしゃぎすぎたり、夜ふかししたり、一方、食事が思うようにはかどらなかったり、元気の出ない子もいました。そんな中、高校生・大学生のサポートスタッフが大変な活躍を見せてくれたことは嬉しい驚きでした。自分の班の子どもたちの体調、気持ちの変化等に気を配り、グループ行動がうまくいくように常に気遣いをみせる彼らの行動に、JRC活動の成果を身近に感じることができました。

3日間に渡って天気に恵まれ、予定通りのプログラムをこなすことができました。参加者数は当初の想定より少なかったですが、子どもたち一人一人に気を配れる範囲でできたことは主催スタッフ、参加者双方に良い結果でした。

子どもたちにとっては、他校の子どもたちと交流できたこと、普段は接することのない高校生、大学生のお兄さん、お姉さんとの一緒に過ごすことが新鮮でとても楽しかったようです。閉会式には涙ぐむ子どもたちが多くいて、これまで控えめな印象の子どもも自ら手を挙げて感想を述べたり、感謝の気持ちを伝えていました。あっという間の3日間でも子どもたちにとっては忘れがたい貴重な時間になったのではないかと思います。

帰るときにはみな笑顔でバスに乗り込んでくれ、スタッフも充実感を得られた行事となりました。

※JRC:青少年赤十字