「青少年赤十字 詩・100文字提案」作品募集

「青少年赤十字 詩・100文字提案」作品募集は2006年度から実施している事業です。2011年度からは、東日本大震災、福島第一原発事故を体験して「気づいたこと」「考えたこと」「実行したこと、実行しようとしたこと」を詩・100文字に表現した作品を募集し、作品審査会、作品集の作成を行いました。
生徒・児童が、「書く活動」を通して自己の思いを表現することにより、これからの生活を前向きに考えられるようにするとともに、自立心を育てることを目的として実施しています。

募集内容と作品紹介


【2011年度】

■ 募集テーマ (詩部門) いのちの詩・愛の詩
  (100文字提案部門) ① あたたかい言葉のプレゼント
② わたしのチョボラ
③ ○○さんのすばらしいところ
④ 私の気づき
■ 応募校数:  43校
■ 応募作品数:  4,241点

2011年度作品集 [PDF]  2011年度の作品集はこちらからご覧いただけます。

【2012年度】

■ 募集テーマ (詩部門) いのちの詩・愛の詩
  (100文字提案部門) ① あたたかい言葉のプレゼント
② わたしのボランティア
③ ○○さんのすばらしいところ
④ 東日本大震災でわたしが「気づき」「考え」
「実行したこと、しようとしたこと」
■ 応募校数:  76校
■ 応募作品数:  4,739点

今年度からは、選ばれた最優秀の作品の中から、「日本赤十字社社長賞」ならびに「日本赤十字社福島県支部長賞」を選んでいます。

2012年度作品集 [PDF]  2012年度の作品集はこちらからご覧いただけます。

【2013年度】

■ 募集テーマ (詩部門) いのちの詩・愛の詩
  (100文字提案部門) ① あたたかい言葉のプレゼント
② わたしの夢 ・福島の未来
③ お友だちのすばらしいところ
④ 東日本大震災でわたしが「気づき」「考え」
「実行したこと、しようとしたこと」
■ 応募校数:  94校
■ 応募作品数:  7,539点

回を重ねるごとに寄せられる作品が多くなり、今年は昨年を大幅に上回る応募がありました。
今年度から、選ばれた最優秀作品の中から特別賞として「日本赤十字社長賞」「日本赤十字社福島県支部長賞」に加え、「青少年赤十字福島県指導者協議会長賞」「福島県青少年赤十字賛助奉仕団委員長賞」が新たに設けられています。また、継続して出品されている学校に対して「学校奨励賞」が新たに設けられています。

2013年度作品集 [PDF]  2013年度の作品集はこちらからご覧いただけます。

【2014年度】

■ 募集テーマ (詩部門) いのちの詩・愛の詩
  (100文字提案部門) ① あたたかい言葉のプレゼント
② わたしの夢 ・福島の未来
③ お友だちのすばらしいところ
④ 東日本大震災でわたしが「気づき」「考え」
「実行したこと、しようとしたこと」
■ 応募校数:  66校
■ 応募作品数:  7,220点

今年度から、優秀な作品を多数出品された学校に「学校賞」が設けられ、郡山市立富田東小学校、福島市立福島第一中学校、福島県立白河旭高等学校が選ばれました。

2014年度作品集 [PDF]  2014年度の作品集はこちらからご覧いただけます。

【2015年度】

■ 募集テーマ (詩部門) いのちの詩・愛の詩
  (100文字提案部門) ① 私のできるボランティア
② 福島・日本・世界のためにわたしがしたいこと、できること
③ わたしが感動したことばやできごと
■ 応募校数:  70校
■ 応募作品数:  5,441点

今年度の「学校賞」には、福島市立庭坂小学校、郡山市立日和田小学校、郡山市立富田東小学校、いわき市立草野小学校、福島市立福島第一中学校、福島市立松陵中学校が選ばれました。

2015年度作品集 [PDF]  2015年度の作品集はこちらからご覧いただけます。

参加校の先生の声


2015年度の「青少年赤十字 詩・100文字提案」作品募集に参加いただいた学校の先生方より、各学校での取り組み、この活動に対するご意見などをいただきました。
参加校の先生からのコメント [PDF] をご覧下さい。

日赤福島県支部担当職員のコメント


震災前より企画・実施していた事業ですが、東日本大震災後は、復興支援事業としての位置づけで、子どもたちの「心のケア」と「前向きな生き方」を促すという意味合いも含められてきています。

もともとのねらいは、「より積極的に青少年赤十字活動を推進してほしい」ということであり、震災前までそれなりにねらいを達成していましたが、震災後は、直接被災した経験や今おかれている避難環境などにより、より一層「健康・安全」「奉仕」に関心を持つようになってきたといえます。

地震、大津波のあとの原発事故により、放射線の値の高い地域の学校は、避難を余儀なくされ、避難地域もばらばらになり、容易でない環境での避難生活が続いています。慣れない生活環境や学校環境により、ストレスの増大、それに伴う体調不良・学業不振、問題行動の増加、家族の生活状況の変化による不安など、やるせない状況が続いています。

そんな時に、ちょっと落ち着いて自分の生活・将来の展望、家族の様子、ふるさとのことを考える時間が与えられることは、自分自身を振り返る絶好の機会となります。まさに「詩・100文字提案」作品募集は、そんな時間を与えることができたと感じています。

震災後の作品の内容を見ると、「いのち」「愛」「ふるさと」「自分の将来」をしっかり見つめた作品が多くみられるようになっています。

「いのちの大切さ」「人々の『愛』のすばらしさ」について表現された作品が急増し、災害に負けないでがんばろうとする気持ちが表現されていて、読み手に深く伝わってきています。また、「ありがとう」とか「がんばって」といった言葉が目立ってきていますが、個々人のおかれた環境を思い遣る作品も増えて、深い愛情を感じます。さらには、地震直後のインフラのストップによって「節電節水」という実質的な内容と、相手の心を気遣った「笑顔」「思いやり」「あいさつ」、「家族との会話」「絆を大切にしようとする心」「弱者の助けになるような仕事に就きたい」などの内容の作品も多く寄せられてくるようになりました。

2014年度は、震災関連の作品が1,500点ほどありましたが、傾向として、子どもたちの気持ちがさらに前向きになりつつあると感じています。ある作品からは、ふるさとへの応援歌と思える内容が見受けられ、作者も読む側も心に余裕ができてきた証かもしれません。皮肉なことに、震災・原発事故によって、子どもたちの意識が、青少年赤十字の実践目標である「健康・安全」「奉仕」に向けられてきています。容易でない状況・環境だからこそしっかり生きていかなければならないという意識が強くなってきたことは、喜ばしいことではありますが、更なる心のケアに努めなければならないと感じています。

2015年度は、この事業が始まって10周年を迎えます。はじめの頃に比べれば、応募学校数も出品数も増えてはきていますが、応募校数でいえば、まだ加盟校数の10%程度にとどまっています。加盟校への広報を、マスコミを利用したり学習への活用を促したりして工夫し、応募校数・出品作品数の増に努めていきたいと考えます。