避難地域住民交流会

避難者の多くは、県内外の仮設住宅や借り上げ住宅など各地に分散して避難している状況で、新たな地において近所付き合いや地域でのコミュニケーションも少なく、将来に不安を抱えています。また、かつて同じ地域に住んでいた旧知の仲間や知人とは突然の避難によって別れ、会う機会もなくなってしまいました。そこで、被災者が地域ごとに再会できる場を提供して、震災前のつながりを蘇らせる機会として、各町村の協力を得て交流会を開催しています。

開催実績


住民交流会開催実績(開催実績一覧)[PDF]
交流会は2012年度より一部町村で開催し、2013~2015の各年度は下記の8つの町村で開催しました。

  2013年度 2014年度 2015年度
参 加 人 数 1,013人(8回の開催合計)
(被災住民参加数909人、
 日赤・町村協力者数104人)
1,096人(8回の開催合計)
(被災住民参加数963人、
 日赤・町村協力者数133人)
1,168人(8回の開催合計)
(被災住民参加数1,038人、
 日赤・町村協力者数130人)
開催自治 広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村
プログラム内容 ・交流会:広間で旧知の仲間や知人と再会、近況報告や想い出話などをしました。
・昼食:バイキング形式で思い思いに召し上がっていただきました。
・アトラクション:各町村で喜んでいただける踊り・歌・ショー・講演などを開催しました。
・記念撮影:全体写真や近所の方、お友だちとの写真撮影を行い提供しました。
会     場 ・郡山市磐梯熱海温泉
 「ホテル華の湯」
・福島市飯坂温泉
 「ホテル聚楽」
・郡山市磐梯熱海温泉
 「ホテル華の湯」
・石川町母畑温泉
 「八幡屋」
・福島市飯坂温泉
 「ホテル聚楽」

2013~2015年度の開催内容をまとめました。交流会での写真や、アンケートの結果などを紹介しています。
「2013年度被災地域住民交流会開催報告サマリ」[PDF]
「2014年度被災地域住民交流会開催報告サマリ」[PDF]
「2015年度被災地域住民交流会開催報告サマリ」[PDF]

日赤福島県支部担当職員のコメント


相双地区9町村の仮設住宅および借上げ住宅入居者に対し、同郷の住民が一堂に会し交流会を開催することで、コミュニケーションの機会や身体的、精神的ストレス解消と震災以前の地域住民のつながりを蘇らせる機会として避難地域住民交流会を実施しています。
避難している高齢者は、外出する機会も少ないことから、震災前の同郷の方々との関わりが薄れ、さらに、地域社会との関わりも少なくなりがちであり、年一回の交流会ではありますが、懐かしい友人や幼なじみ、隣近所だった方など、しばらく会っていなっかた方との再会により、心身のストレス解消を図っています。また交流会では、その日の再会だけなく、顔を合わせた事がきっかけとなり交友を再開したということも聞いています。

2016年度も住民交流会を実施する計画で、地区分区や赤十字奉仕団員の協力と開催町村からの保健師の帯同により、高齢者が安心して参加できるよう配慮した交流会にしていきます。自治体側の受け入れと協力体制が整っている事で、年々参加者も増加しています。
毎年、開催にあたりアンケートをお願いしていますが、「交流会は大変良かった。」「しばらくぶりに知り合いに会えて良かった。」「皆様にお会いでき楽しい一日を過ごすことができた。」「身も心も癒していただきありがとうございます。」「感動をいただきました。」「継続して交流会の開催をお願いします。」など、数々の感謝の言葉をいただいており、交流事業は成果と効果が得られていると感じています。

今後についても、同郷で生活していた方々が県内各地にバラバラで、コミュニケーションがとれない状況が続くため、一日と短い時間ではありますが、お互いが顔を合わせて話しができる場をサポートすることにより、癒しと心のケアを提供して、復興の足がかりとなるように進めたいと思っています。