CHARP(1990-2012年)レビュー報告書

2017/06/19

 1986年4月26日にソビエト連邦ウクライナ共和国(当時)にあるチェルノブイリ原子力発電所 4号炉が爆発し、現在のウクライナ、ベラルーシ、ロシアの1万km2の地域が放射性物質で汚染され、410万人の住民に影響を与えました。1990年に国際赤十字・赤新月社連盟(以下、IFRC)とウクライナ、ベラルーシ、ロシアの各赤十字社は、チェルノブイリ人道支援プログラム (Chernobyl Humanitarian Assistance and Rehabilitation Programme) (CHARP) を立ち上げ、以降2012年まで被災者を支援する活動を行いました。
 IFRCは原子力・放射線災害に対する備えや対応能力を構築することに資するため、22年間におよぶCHARPの経験を評価、分析し、報告書として取りまとめました。

 なお、1986年の事故発生から2015年までのチェルノブイリ原発事故に関する世界の動き/関係する国際機関の取り組みと、国際赤十字/CHARPの活動を時系列にまとめました。


こちらから報告書のダウンロードができます。(英語)

REVIEW Chernobyl Humanitarian Assistance and Rehabilitation Programme (CHARP), 1990-2012(チェルノブイリ人道支援プログラム 1990‐2012年レビュー報告書)[PDF]


以下、各章ごとの分割したファイルです。(英語)

Executive summary(要約)[PDF]
 本報告書についてのサマリが説明されています。報告書を作成した目的、CHARPの取り組みの概要、取り組みを実行するにあたっての課題、レビューでの結論、提言などについて説明しています。

1. Introduction(1.はじめに)[PDF]
 CHARPの取り組みについてレビューを行うに至った背景や目的、レビューの方法について説明しています。

2. Historical overview(2.これまでの経緯)[PDF]
 チェルノブイリ原子力発電所で事故が発生した1986年からレビューを行った2015年に至るまでの災害状況や活動の内容について説明しています。約30年にわたる期間を災害の状況に応じて以下のフェーズに分けて説明しています。

  • 緊急対応と復興期(1986-1989年)
  • 新たなニーズへの取り組み期(1990-2000年)
  • 社会経済の再建期(2001-2012年)
  • 現在の状況(2015年)

3. CHARP components(3.CHARPの内容)[PDF]
 CHARPの取り組みで行った活動である、(1)放射能汚染のモニタリング、(2)医学的スクリーニング、(3)社会心理的支援、(4)マルチビタミン剤・粉ミルクや薬品の配布、(5)信用できる情報資料の配布、の各項目について説明しています。

4. Programme implementation: key issue(4.プログラムの実施:主要な課題)[PDF]
 CHARPの活動を振り返った課題をまとめています。課題は、初期の評価、目的設定、サービス提供の戦略、マネジメントの構造、国連や科学コミュニティとの連携、公衆衛生当局との連携、出口戦略に分けてまとめられ、それぞれについての提言も記載されています。

5. Review conclusions(5.レビューの結論)[PDF]
 レビューを通して、CHARP活動の有効性、効果、継続可能性などについて整理し、そこから得られた提言がまとめられています。

6. Final Remarks(6.おわりに)[PDF]
 CHARP活動を振り返った最終見解が述べられています。

Annex 1(付属文書1): Terms of reference(委託事項)[PDF]
 レビューの委託内容です。

Annex 2(付属文書2): List of people interviewed(一覧:インタビューを受けた人々)[PDF]
 今回のレビューを行うにあたってインタビューを行った関係者のリストです。

Annex 3(付属文書3): List of documents reviewed(一覧:机上レビューを行った文書)[PDF]
 今回のレビューの中で、180件以上におよぶ関係するドキュメントを調査しました。

Annex 4(付属文書4): Field visits itinerary(現地訪問日程)[PDF]
 ウクライナ、ベラルーシ、ロシアの被災地を実際に訪れた行程です。

Annex 5(付属文書5): CHARP timeline, 1986-2015(CHARP年表: 1986~2015年)[PDF]
 1986年の事故発生から2015年までの世界の動き、国際赤十字、CHARP、関係する国際機関の取り組みを時系列にまとめました。

Annex 6(付属文書6): CHARP funding, 1990-2015(1990~2015年CHARP資金)[PDF]
 1990年から2015年までの資金調達の状況をまとめました。

Annex 7(付属文書7): CHARP data(CHARPに関するデータ)[PDF]
 CHARPの活動のデータをまとめています。

Annex 8(付属文書8): Mobile diagnostic laboratories: operational details(移動検査室:運営に関する詳細)[PDF]
 移動検査室(Mobile Diagnostic Laboratories)(MDL)の運用の詳細を説明しています。