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わかりやすいプロジェクトとは?(特別プレゼンテーション)

第3回原子力災害対策関係国赤十字社会議で特別プレゼンテーションを行った、わかりやすいプロジェクト(国会事故調編)の概要と今回の発表の経緯についてお話を伺いました。

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わかりやすいプロジェクトの概要


世界史に残る福島第一原発事故。日本の憲政史上初めて国会が行政に対する監視機能として取り組んだ東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(以下「国会事故調」)の報告(2012年7月5日)は、事故の背景に根深い「思考停止」があることを明らかにし、世界的に高く評価されています。再発防止に向けた変革への道は「賛否二元論」の背景にある根深い他人事感を克服し、今も敬遠される「事実を知ること」が第一歩です。
そこで、国会事故調報告書の作成に関わったメンバーや社会人・大学生がプロジェクトの中心となり、報告書の内容を一般にわかりやすく発信しようという目的で、2012年9月に「わかりやすいプロジェクト (国会事故調編)」(以下わかりやすいPJ)が立ち上げられました。
私たちわかりやすいPJは、公平・中立な視座から「あの事故とは何だったのか」という問いに世代を超えて向き合うことが大切だと考えています。「互いの立ち位置は問わない」「『なぜ』を追究する」「討論ではなく対話による内省を深める」の3つのルールを徹底し、「何が変わったの?」という未来からの問いに正面から向き合うことを目指し思いを共有する人を増やします。わかりやすいPJのメンバーは、学生(高校生、大学生)、社会人のボランティアで構成されています。
 

わかりやすいプロジェクト(国会事故調編) 

 わかりやすいプロジェクト(国会事故調編)
 http://naiic.net/

今回の活動発表に至る経緯


私たちわかりやすいPJは、政治的対立から一線を画しつつ「あの事故とは何だったのか」の問いについて、国会事故調報告書を一つの材料としながら「次世代の主権者」である高校生とともに対話を重ねてきました。2014年3月15日には、わかりやすいプロジェクト(国会事故調編)高校生チーム(以下、わかりやすいPJ高校生チーム)が主体となって第2回赤十字原子力災害セミナー「逃れられないいつかのために、今私たち高校生ができること」を日本赤十字社と共催する等、その発信にも力を入れています。
その様な活動の中で、私たちは日本赤十字社の「公平中立でありながら傍観しない」という姿勢とともに、「原発は日本にだけ存在している訳ではない。世界規模の課題であり、日本から世界に向けて福島第一原発事故の教訓を伝えるべき。」との趣旨に深く共感しました。
上記経緯から、連盟ガイドライン作成にあたって開催される第3回原子力災害対策関係国赤十字社会議において、元国会事故調委員長である黒川先生のご登壇に続き、わかりやすいPJ高校生チームが「未来からのメッセ―ジ」をテーマに発表を行う機会を頂戴する運びとなりました。
現在、わかりやすいPJ高校生チームには福島県の高校生がいます。今回のプレゼンテーションでは福島県内外の高校生が手を携え、彼らの視点から見た福島の現状と若者の意志を伝えます。高校生たちが今回の経験を生かして将来必ず大きな活躍をしてくれることを確信しています。