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(化学・生物・)放射線・原子力緊急事態における事前対策、応急対応および復興に関するワークショップ

2016/11/15

国際赤十字・赤新月社連盟(以下、連盟)およびオーストリア赤十字社は、2016年12月5日から9日の日程でウィーン(オーストリア)において、(化学・生物)放射線・原子力災害に関するワークショップ(以下、本ワークショップ)を行います。

背景


2011年3月、日本で発生した大規模地震および津波により原子力事故が起こりました。その後、各赤十字・赤新月社により原子力事故がもたらす人道的影響に関する決議が、連盟総会にて採択されました。

この決議の目的は、放射線・原子力緊急事態への事前対策および応急対応において、より大きな役割を担うための連盟および各赤十字・赤新月社の知識・能力強化、ならびに原子力災害時・災害後の人道的影響に対処するための能力強化です。

本ワークショップで目指しているのは、各赤十字・赤新月社が(CB)RN*緊急事態における体制の計画、備え、および見直しができるようになることです。

連盟は、各赤十字・赤新月社からの協力により、「原子力・放射線災害における事前対策および応急対応ガイドライン」(以下、連盟ガイドライン)を策定しました。連盟ガイドラインが本ワークショップのベースとなります。連盟ガイドラインの目的は、連盟および各赤十字・赤新月社が原子力・放射線ハザードに取り組み、スタッフおよびボランティアの安全を確保し、各国での役割に従って対応できるよう、連盟および各赤十字・赤新月社に関連する主なポイントを盛り込むことです。

原子力災害対策等関係国赤十字社会議による議論では、連盟ガイドラインの適切な周知について提起されていたため、本ワークショップ開催が検討されてきました。その意図は、このような特殊な緊急事態や災害におけるオペレーションの特異性についてより精通すること、各赤十字・赤新月社が任務に従い、被災者の人道的ニーズに取り組むことができるようになることです。

目的


本ワークショップの目的は、各赤十字・赤新月社からの参加者に、連盟ガイドラインにある実務的情報およびツールを提供することです。本ワークショップ終了後、参加者に可能となるのは以下のことです。

  • 各赤十字・赤新月社の既存サービスおよび各国当局から与えられている任務に応じた、(CB)RNのためのコンティンジェンシー・プランの明確化
  • 連盟および各赤十字・赤新月社が(CB)RNハザードに取り組む上での役割を考える上での枠組みの理解
  • (CB)RNのリスクおよびハザードによるシナリオの明確化、人道的影響およびニーズに取り組むためのこれらシナリオの分析
  • (CB)RNシナリオにおいて各赤十字・赤新月社が取るべきスタッフ・ボランティアへの注意義務および関連防護措置の認識
  • (CB)RN緊急事態対処時に他の活動主体(国内・国外)が果たす役割の理解
  • (CB)RN事前対策・応急対応のための関連ツール設定におけるベスト・プラクティスの情報交換
  • (CB)RN分野で利用可能なチームおよび機材に関する情報の共有
  • (CB)RN緊急事態における各地域内支援の可能性についての議論
  • トレーニング・能力構築・訓練のための機会共有

参加者


本ワークショップの参加対象者は次の通りです。

  • ・災害事前対策・災害対応に携わっており、特に(CB)RNの脅威を経験したことのある各赤十字・赤新月社のプログラムおよびオペレーション専門家
  • ・専門家のネットワーク化および建設的な対話による能力強化に関心のある連盟およびICRCの代表者

参加者は、各赤十字・赤新月社が国内・地域・国外の(CB)RN活動において、意義ある立場を担えるプログラムを計画するポジションの者であること。

ワークショップ手法


本ワークショップでは、講義により様々な理論的知識を参加者に提供し、グループワークを通じて双方向的に重要な問題に取り組みます。各セッションでは、専門家が参加し技術的なインプットを行うと同時に、参加者が各赤十字・赤新月社に戻った後にセッションでの内容を各国の状況のもと、確実に取り入れられるようにバックグラウンドに関するフィードバックも提供します。

本ワークショッププログラム [PDF](英語)
セッションの目的・事前参考文献 [PDF](英語)

参加者には、事前に上記の文書・動画・ウェブサイトに目を通してから、ワークショップに参加することが勧められます。上記のリンクでは、原子力災害の事前対策・応急対応・復興について幅広い情報・知識・経験が提供されています。

* (Chemical, Biological), Radiological and Nuclear =(化学・生物)放射線・原子力


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